2024年6月20日木曜日

ニュージーランドでマイホームを買う。【家を探し始める前に】

 さて、前回マイホームを買うにはローンの審査が第一歩と言いました。


というのも、時々聞く話なのですが、


たまたま近所の家がオープンホーム(誰でも入れる売却物件の内見)をしていて、見に行ったら大変気に入った。ぜひ購入したいけれど購入方法がわからない。日本語の出来るエージェントに相談しアドバイスが欲しい。

この場合、問題が何個かあります。


まずニュージーランドで家を買う場合、人気物件・条件がいい物件の場合かなりスピーディーです。

メインの都市、田舎とではだいぶ事情が違いますが、

トントン拍子で売れる場合、物件がlistingされてから大体4週間から5週間で売れます。

3日で売れたなんて話もありました。

今はマーケットが落ち着き(むしろ衰退?)、そんな話も滅多に聞かなくなりましたが、

実際私たちの家はプレオークション*で買ったので、土日を挟む3日か4日で全ての準備を終える必要がありました。

*バイヤー側からの要請で日付を前倒しにしたオークション。買う側は他のバイヤーの先を越せる、売る側は最低入札額が既に希望額で保証される、というメリットがあります。


こんな短い期間でのオークションは、ローンの審査、および依頼する弁護士の目処が立っていないと不可能です。

今時プレオークションなんて滅多にないとしても、せっかく気に入ったお家が見つかって他の買い手に先を越されては悔しい思いをしますよね。

せめて予算だけでも確実にわかるように、ローンのpre approvalは貰っときましょう。



次に、バイヤーズエージェントをつけるかどうかですが、


正直どちらでもいいかなと思います。


ある程度の知識があり英語も堪能で、自分で物件を調べる時間があり苦ではない人には要りませんし

自分で探す時間も知識もあまりなく、アドバイスを要するのでしたら、頼むのもアリかと思います。


買い手側のエージェントは売り手側のエージェントから仲介料をもらいます。

ということは、エージェントを通して連絡しないと仲介料が発生しません。

上記のように、既にオープンホームに行ってからエージェントをつけても、バイヤーズエージェントには利益は一切ありません!


私はこのせいで一軒欲しかった物件を逃しています。

なるべく早く内見したい、またはふらっとオープンホームに行きたいときなどは、

いちいちエージェントに連絡するのは手間と時間の無駄でもあります。


モーゲージブローカーと同じく、買い手自体にコストは全く掛からないので、一度話してみるのもいいかもしれませんね。


続く。





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